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パナソニック半自動溶接機RX1シリーズの紹介【省エネ】

本記事を読んでわかること
  • パナソニックの半自動溶接機RX1シリーズの特長
  • RX1シリーズをおすすめできるユーザー

半自動溶接機の購入でお悩みではないでしょうか?

代表的な2社であるパナソニックとダイヘンからはさまざまな機種が出ており、どの機種にするのがいいだろうかと迷っておられる方も多いかと思います。

よーし!とりあえず最高クラスの溶接機を買おう!

そんなに性能が高いものがいるかなあ…

溶接機を購入する上で考えたいことは、自社の仕事にどれくらいの性能のものが必要なのかを把握することです。高性能な溶接機を使用することで利益に大きく貢献するならハイグレードな性能の溶接機を検討すべきですが、そうでないならスタンダードな機種でも十分に役割を果たすことができます。

本記事で紹介する溶接機RX1シリーズは、現行出ている最高クラスの溶接機というわけではありません。

しかし、RX1シリーズは価格と性能のバランスが非常に優れている溶接機ですので、本記事ではその魅力をお伝えします。

>>パナソニック省エネ普及型CO2/MAG溶接機RX1シリーズの資料はこちらから

目次

RX1シリーズの特長

インバータ制御による高い省エネ性能

現在サイリスタ制御の溶接機を使用しているのであれば、インバータ制御のRX1に変更することで電気代の節約効果が期待できます。

サイリスタ?インバータ?

簡単にいうと溶接機の制御方式の違いだよ。インバータ制御の方が効率的に電気を供給できるんだ。

インバータ制御の溶接機はサイリスタ制御のものと比較して、消費電力の効率が良く、溶接性に優れ、質量も軽くなるメリットがあります。

特に最近では電気料金が高騰しているため、ランニングコストを見直すために検討してみてはいかがでしょうか。

パナソニックKR2シリーズとの互換性がある

パナソニックのサイリスタ溶接機KR2シリーズとの互換性があるため、乗り換えが非常にしやすくなっています。KR2を使用している場合、送給装置とトーチはそのままで溶接電源だけをRX1に換えるだけで使うことができます。

溶接電源のみが壊れてしまい、送給装置とトーチは生きているからそのまま使用したいという状況であれば、一式買い替える必要がないということです。

溶接電源だけの交換でそのまま使用できるから経済的!

送給装置がそのままでも使えるので送給装置の部品も無駄になることがありません。

200A、350A、500Aの3機種があり、幅広いユーザー層に対応

RX1シリーズはKR2シリーズ同様200A、350A、500Aという3機種のラインナップで構成されています。

自社の仕事内容に応じてどの程度の性能の溶接機が必要かを考えることで、オーバースペックの溶接機を買う必要がなくなります。

200A:薄物の溶接がメインで0.8mmや0.9mmのワイヤーしか使わない
350A:幅広い板厚の溶接に対応したい(迷ったらこれ)
500A:厚物の溶接や、連続で溶接する(使用率が高い)機会が多い

RX1シリーズをおすすめするユーザー

インバータ制御による高い省エネ性能と溶接性能を持つRX1シリーズは万人におすすめできるのですが、その中でも以下のようなユーザーには是非検討していただきたい機種です。

現在サイリスタ制御の溶接機を使用している方

先述した通り、インバータ制御の溶接機はサイリスタ制御のものと比較して消費電力の効率が良く、溶接性能に優れます。

互換性があることからサイリスタ制御のKR2からの買い替えが最もおすすめできます。また、ダイヘン製のサイリスタ溶接機XDシリーズをお使いの方にもおすすめです。

ダイヘンからもインバータ制御の半自動溶接機CPDEシリーズが出ていますが、XDシリーズとの互換性がありません。

初めて溶接機を購入する方

初めて溶接機を導入するのであれば初期投資(イニシャルコスト)と電気代節約(ランニングコスト)という観点からRX1シリーズをおすすめできます。

インバータ制御以上のクラスとしてフルデジタル制御の溶接機がありますが、最初に導入する溶接機としては性能過多かもしれません。

RX1以上のハイグレード溶接機を使うことで生産性がアップするなら上位機種を選んだほうがいいです!

初めて溶接機を購入して設置に困っている方は以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ:イニシャルコストとランニングコストのバランスが良好な機種です

本記事のおさらい
  • RX1はインバータ制御を採用しており、サイリスタ制御に比べて省エネかつ溶接性能に優れる
  • サイリスタ溶接機のKR2シリーズと互換性があり、KR2ユーザーであれば乗り換えが簡単
  • RX1はイニシャルコストとランニングコストの観点から万人におすすめできる

溶接は溶接機の性能以外にも、使用するワイヤやガス、環境による影響も大きいため、一概に高性能な溶接機を使えばいいというわけではありません。

過酷な溶接環境の造船業界は頑丈なサイリスタ制御の溶接機が好まれますし、仕上がりを重視する自動車業界ではスパッタが少ない溶接が可能なフルデジタル制御の溶接機が採用されます。

本記事で紹介したRX1シリーズは価格と性能のバランスが良く、頑丈さも兼ね備えているというインバータ制御の機種になります。

RX1は良さそうだけどやっぱり高い買い物だから実際にいろんな機種を触ってみたいな…。

当社のようなパナソニックの地区販売店ではパナソニックロードと呼ばれる展示会をたびたび開いて実際にお客様に触ってもらう機会を提供しているよ。

パナソニックロードでは本記事で紹介したRX1以外にも、最上位モデルの半自動溶接機やTIG溶接機、エアープラズマ切断機を試していただけるので、実際に使ってみて検討したいという方は是非お越しください。

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