- パナソニックCO2トーチYT-35CE4シリーズのトーチボディ交換方法
先日お客様からパナソニックのCO2トーチYT-35CE4のトーチボディを外せないということで相談を受けました。
トーチボディが外せなければ、トーチボディ自体の交換はおろかインナーチューブの交換もできないため、なんとか解決したい問題です。
トーチボディやインナーチューブについては以下の記事もあわせて参考にしてください。
新品のトーチでもトーチボディが最初から外せないということがあるということも言われていたので、何が原因なのかをよく調べてみたところ、35CEシリーズ特有の外し方があるという答えにたどりつきました。
本記事では実際に使っている方も多いパナソニックのYT-35CE4トーチのトーチボディの外し方について解説いたします。
同じ悩みで困っていた方や、これから溶接機のことに関して知識を深めたいという方は是非最後まで読んでください。
YT-35CE4のトーチボディは右90度方向に向けて着脱する
結論からいうと、上図のようにトーチボディを使用時の向きから右に90度回した位置だと簡単に抜き差しできます。
この着脱方法は取扱説明書にも記載されていますが、なかなか説明書を読み直すこともないでしょうから、もしトーチボディを抜けずに困っている方がいれば試してみてください。
ぐりぐり回してつけていたのは間違いだったのか…
35CS4のトーチはそのまま挿しこめるけど35CE4のトーチはこの方法が正しいやり方なんだ。
トーチボディをよく見てみると下図のように平らに加工されている部分があり、それをトーチ内部の丸い部分に位置をあわせることでスムーズに着脱できることがわかります。
トーチボディの品番が見えるとこまで差し込む
前項の方法で正しく取り付けることができれば、上画像のようにトーチボディの品番が半分程度見えなくなる位置まできます。
もしトーチボディが奥まで入っていない状況で使っているのであれば、
- ガスが漏れる
- 送給性が悪くなる
- トーチの故障の原因になる
という不具合につながりますので、もし何か違和感を感じることがあればトーチボディがしっかりと奥まで入っているかを確認してください。
本記事を読むまで正しい取付方を知らなかったという人は、もしかすると今トーチボディが入りきっていないかもしれません。
まとめ
- YT-35CE4トーチのトーチボディは右90度の位置で着脱する。
- トーチボディが奥まで入っていない状態で使用すると不具合の原因になるため気を付ける。
トーチの正しい扱い方を知ってもらうことで、少しでも機械を長く使えるようになればそれはお客様の利益になります。
本記事の内容はトーチの説明書にも記載されていますが、取り付け方がわからなくて困っている方がいたというのは事実です。
実際に私のところにも相談があったため、必ず同じ悩みを持っている方はいるはずです。また、今はなくてもこれから取り付け方がわからなくて困ってしまうという人も出てくるでしょう。
小さな問題かもしれないけどこれを見て悩みが解消される人が少しでもいるのであれば嬉しいかぎり!
これからも当ブログは私が仕事上で解決してきた小さな出来事を取り上げて記事にしていきます。それが多くの人の中のたった一人にでも刺さる記事になれば幸いです。
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