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【BI-14】”I”が表記された神戸製鋼の溶接棒を解説【TB-I24】

本記事でわかること
  • 神戸製鋼所の溶接棒で”I”(アイ)が表記された製品の意味

当社の彦島営業所では(株)神戸製鋼所のイルミナイト系溶接棒「BI-14」を多く在庫しております。

日本全国の溶材商を見てきたわけではありませんが、「BI-14」よりも「B-14」という”I”の表記がされていないタイプの溶接棒が一般的には知られている銘柄だと思います。

そこで本記事では神戸製鋼所の溶接棒銘柄に表記されている”I”の意味を解説しながら、「BI-14」と「TB-I24」という2種類の溶接棒を見ていきます。

アルファベット表記の意味がわかると製品の特徴をつかみやすくなるよ。

目次

溶接棒表記”I”の意味は?

結論から申し上げますと”I”は鉄粉(=Iron Powder)を意味しています。

溶接棒は心線をフラックスという被覆剤で包み込んでいる構造をしており、そのフラックス部分に鉄粉を加えている溶接棒が「BI-14」や「TB-I24」という銘柄になります。

鉄粉を加えた溶接棒の特長

溶接棒のフラックスに鉄粉を加えることで、溶着効率が上がります

心線の部分に加え、被覆剤に入っている鉄粉が溶接時に溶着金属となることで能率が上がるという仕組みです。

出典元 神鋼溶接総合カタログより

カタログより「BI-14」と「TB-I24」を見てみると鉄粉を多量に含有しているという記載がされています。

つまりこれらの溶接棒は「B-14」や「TB-24」という”I”表記のない溶接棒と比較すると高能率な溶接が可能だということです。

まとめ

”I”の表記がある溶接棒は鉄粉を意味しており、被覆剤に鉄粉を入れた溶接棒は高能率な溶接が可能ということを見てきました。

商品名の英語表記が何を表しているのかがわかるようになれば、溶接棒選定の際に応用できる知識になるでしょう。

ちなみに鉄粉表記の”I”だけではなく、低ヒュームタイプを表す”Z”がついた溶接材料などもあります。

(例:フラックス入りワイヤー DW-100 と DW-Z100)

このように同じような銘柄でも、少しの性能の違いによって商品が分かれていますから、溶接材料の種類が膨大になるのもうなずけます。

弊社では「BI-14」、「TB-I24」の鉄粉入り溶接棒だけでなく、「B-14」、「TB-24」の従来仕様の溶接棒も在庫にしておりますので、ご必要であればお申し付けください。

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