先日、西日本総合展示場にて開催された「2025北九州どてらい市」に主催店として参加しました。
株式会社山善様が事務局となり、地域の販売店が主催する、工作機械、産業機器、機械工具、住設建材、特選品フェアの展示即売会のこと。北九州市だけでなく、毎年全国各所で開催されているイベントです。
当社としては10年以上振りくらいに主催店側として参加をしました。会場は北九州市なのですが、下関市の販売店として地元のお客様を招いてご対応するという役割です。
これほどに大きな規模の展示会に参加する機会がほとんどないため、今回はどんな製品があったかというレポートではなく、主催店側から感じた、展示会に参加することの価値についてお話したいと思います。
「展示会なんて行く意味あるのかな」と感じている方こそ、是非最後まで読んでみてください。
筆者が感じた展示会に参加して得られる3つの価値
本項では筆者自身が特に感じた「展示会へ行くことの価値」を3つ挙げています。
メーカーに直接質問でき、「課題の解決」や「新しい発見」につながる

展示会は実際の現場の声と、メーカーの声が交わる場所です。
普段のお仕事中では、使用している機械や工具のメーカーの方と話をする機会はほとんどありません。しかし展示会であれば出展しているメーカーの営業マンとその場で対話することができます。

今、これ(展示されている製品)使ってるよ~。使いやすくていいんだけどもう少しこういう風なことができたらいいんだけどなあ。



ありがとうございます!実は他にもこんな製品が出てるんですよ!
展示会ではこのようなやりとりが盛んに行われているのを目にしました。直接対話することによって、Webサイトやカタログを見るだけではわからないような情報や発見が次々と生まれてきます。
意見交換が繰り返されることで、次々と新しい問題点や、聞いてみたいことが出てきます。普段は社内だけで向き合っていたことも、展示会で他の人の意見や提案を受けてみることで、思わぬ解決策が出てくるかもしれません。



今度こんな仕事が決まりそうなんだけどできる方法ないかな…



ウチの製品じゃ無理です!でも同じく出展している他社さんなら該当する製品があったように思いますよ。
これは今回実際にあったやりとりです。各メーカーは自社の製品を売り込むこと以上に、お客様のお悩みを改善することに対して協力を惜しみません。
「自社の利益にならなくても、お客様の利益を考えたアドバイスを受けられる」というのが、大型展示会の強みだと感じました。
仕事と人のつながりから生まれる「熱気」を肌で感じることができる


展示会に来場する理由はいろいろなものがあると思います。
- 何か新しい情報が知りたい
- 今抱える問題が解決されるような製品が知りたい
- いつもお世話になっている人に挨拶したい
お客様の仕事に対する真剣さ、メーカーの自社製品にかける情熱、そしてお客様とメーカーをつなげる主催店。「仕事」と「人」のつながりが掛け合わさることで、会場全体に大きな熱気が生まれるているのを感じました。



普段からお世話になっている主催店の営業マンのために来たよって方は少なくないよ
自分の仕事への「新たな視点」と「次への意欲」が湧く


毎日同じ環境で仕事をしていると、どうしても思考が固定化しがちになります。今回の展示会参加は普段の業務から少し距離をとり、新しい視点から物事を見ることができるいい機会になりました。
これは我々主催店だけでなく、来場されたお客様も同様です。普段と違う人たちとの交流は、自身の仕事に新しい気付きをもたらす効果が期待できます。
また、他の主催店に招待されて訪れた来場者の方や、その方を接客している営業マンを見るのは自分にとっての刺激になりました。他が盛況な様子を見ることで、自分自身の仕事に対する姿勢や、もっと人を集めるためにできることはなかったかなどを考えるきっかけにもなりました。
主催店側として満喫できたどてらい市


改めて、展示会は単に製品を見に行く場所ではなく、「生の情報」、「人とのつながり」、「新たな視点」を得るための貴重な機会であるということを感じました。今回体感した会場の熱気を受けて、今後の自分たちの仕事に活かしたいと思います。
最後になりますが、どてらい市は仕事に従事している大人だけが楽しめるという展示会ではなく、女性から小さな子どもまで楽しめるようなイベントになっています。家族連れで来場されている方もたくさん見受けられました。
今回当社は社員全員で参加したのですが、空き時間には出店のうどんやラーメンを食べたり、出展されているメーカーの商品を実際に体験して購入していた社員もいました。



ラーメン食べて~、梅ヶ枝餅食べて~、あれ買って~、くじ引いて~



満喫しすぎだろ!
主催店側でも時間を忘れて楽しめるのがどてらい市です。
もし参加を迷っている方がいれば、是非一度足を運んでみることをおすすめします。きっと交通費や時間をかけるだけの価値が見つかるはずです。
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