蝶ネジ式酸素調整器の取り付け方【関西式】

西日本の酸素ボンベは関西式(ボンベ口がめねじ)タイプが主流だということを以前書きました。

過去記事はこちら。

酸素ガス容器の関西式、関東式

そのため取り付ける酸素調整器はおねじになっているものを使用するわけですが、工具でナットを締めこむタイプだけではなく、蝶ネジが付いている酸素調整器が存在します。

修理品で預かる蝶ネジ式酸素調整器を見てみると、蝶ネジに工具をかけて使っていたような形跡があるなど、使い方が周知されていないと感じることがあります。

今回は知っておかなければ若干迷う「蝶ネジ式酸素調整器」の取り付け方を画像を交えながら解説していきます。

蝶ネジ式酸素調整器の付け方がわからない人は是非最後まで読んでください!

蝶ネジ式酸素調整器のボンベ取付口

今回は関西式酸素ボンベに上図のような蝶ネジ式酸素調整器を取り付けていきます。

見てわかる通りモンキーレンチ等の工具をかけて回すようなナット部分がありません。

この蝶ネジ式酸素調整器は工具を使わずして取り付ける(※)ことが可能ですのでそれを見ていきましょう。

※ メーカー説明書には最後の締めに工具を使うことを推奨しています。

蝶ネジ式酸素調整器とボンベを接続する

画像①)蝶ネジのみを4~5周回して調整器をボンベに接続します。

画像②)蝶ネジは止まるまで締めこまなくても大丈夫です。あくまで調整器とボンベをつなぐ役割を果たします。

まずは蝶ネジだけを回して手を放しても酸素調整器がボンベから落ちないようにします。

今のままでは蝶ネジで止まっているだけの状態ですので、バルブを開けた場合酸素が漏れてしまいます。

ここから調整器を奥まで締めこむ必要があります。

調整器本体を回らなくなるまで時計回りに回す

画像③)調整器本体を時計回りに回して締め込みます。

ここがポイントです。

他の調整器であれば工具でナットを締め込むことで接続するところを、蝶ネジ式では本体自ら回して接続します。

回らなくなるまで強く締め込むことで調整器の口金とボンベの口金が隙間無く接続されます。

画像④)止まるまで締め込んだ場合、調整器の向きが逆さまになったりすることがあります。

図らずも画像のようにひっくり返った位置で調整器が止まってしまうことがあります。

このままでは圧力計の数値が読み取りにくい…。

そこで最後に調整器の向きを整えていきます。

蝶ネジを緩めながら調整器を見やすい位置に調整する

画像⑤)蝶ネジを緩めるとさらに調整器を締め込めるようになります。

図のように蝶ネジを緩めつつ調整器を見やすい位置に調整してください。

位置が決まったらさきほどと同様に調整器をしっかり回して締め込みます。

これで接続完了です。

最後に

少し癖のある「蝶ネジ式酸素調整器」の取り付け方を見ていきました。

手順をもう一度まとめておきます。

蝶ネジ式酸素調整器の取り付け方(手順)

  1. 蝶ネジのみを4~5周回して調整器をボンベに接続する。
  2. 調整器本体を時計周りに回して締め込む。
  3. 蝶ネジを緩めて調整器の位置を調整する。

ありがちな失敗とすれば

  • 蝶ネジを工具等で締め込んでしまう。
  • 本体の締め込みが甘い(しっかり回せていない)。

というところでしょうか。

このあたりのミスをしてしまうと、ボンベのバルブを開けた際にガスが口金付近から漏れ出ているという状況になりかねないので気を付けてください。

それと最後に前半で少し触れていますが、メーカー説明書には最後の締めを工具で行うことを推奨しています。

画像⑥)赤丸で囲んでいる部分(足ネジという)にモンキーレンチ等をかけて締め込みます。

最後の仕上げとしてこの作業を推奨するメーカーがほとんどですが、手でしっかり締め込めてさえいればこの作業をせずとも漏れることはありません。

個人的には蝶ネジ式酸素調整器の利点は、大きな締め付け工具がなくても接続できることにあると考えているので、この工程はどうしても漏れが止まらないときに実施することにしています。

本体を回すという取り付け方をするため、一度も付けたことがなければわからないのも無理はありません。

もし蝶ネジ式酸素調整器を取り付ける機会があれば、本記事を参考にされて下さい。

慣れるとモンキーレンチで締めるタイプより早く接続できるよ!

今ちょう

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