前回他のお会社のホームページを作ったという話を記事にしました。
実は平行してもう1件ホームページ制作を依頼されていましたので、今回はそのことについて書いています。
もうこれなんの会社かわからないな…
コロナ禍や物価上昇で仕事が減っているという会社は少なくなく、新しい顧客や取引先を開拓したいというニーズが強まっています。
そのためには営業に力を入れる必要がありますが、人手不足も影響してなかなか営業部分まで手が回らないというお会社は多いでしょう。
そこでホームページは24時間会社を宣伝してくれるネット上の営業マンのようなものということを提案し、もしかすると新しい仕事につながるかもしれないということで制作がスタートしました。
ガス売れよ!
ホームページ作りにご協力させていただいたお客様
今回ホームページ制作に協力させていただいたのは、山口県下関市の総合板金業者である株式会社はる工作所様です。
自動車用ではなく、板金を使用して屋根や外壁の新規取付や修理を行うお会社で、あらゆる建築板金業務に対応しています。
また、「建築板金」だけでなく、板金を使用した製作品「製缶板金」の依頼まで対応しており、板金の加工であればなんでもおまかせの総合板金業者様になります。
ホームページのこだわりポイント3点
今回も個人的にこだわったといえるポイントを3点ご紹介します。
①目的とターゲットと狙いを設定
自社ホームページを含めいくつかホームページを制作してきた経験から、作る前に以下のことを決めることが大事だと気付きました。
- 目的:取引先を増やすのか、人を集めたいのかなど
- ターゲット:誰に見てもらうためのホームページか
- 狙い:Google検索でどのようなキーワードでヒットするといいのか
作る前にこれらを設定しておくことでホームページの内容やデザインが固まっていき、制作もスムーズに行えます。
1.ホームページを作る目的の重要性
最初にどのような目的を達成するためにホームページを作るのかを決めておくことが重要で、その目的次第でどの部分に力を入れるかが決まります。
例えば求人を増やしたいのであれば、社員インタビューや動画を掲載するなどして採用ページを充実させたり、ホームページとは別に採用専用のサイトを作ることも考えられます。
今回は顧客や取引先を増やすことを第一目標としているため、誰のどんな悩みを解決する会社なのか、お問い合わせフォームへの導線、施工実績の見やすさなどが伝わるようなデザインにすることを心がけました。
2.ターゲットの重要性
誰に見てもらうためのホームページなのかをあらかじめ決めておくことも重要です。
そりゃ日本全国全ての人に見てもらうのがいいんじゃないの?
全国にサービス展開しているような大企業だとそれでいいかもしれないけど地域密着型の企業だとそれだと大まかすぎるね。
はる工作所様のホームページで私がターゲットと想定したのは下関市内で水漏れや外壁劣化などの住まいの悩みを抱えている人・企業です。ここまで想定ターゲットを限定していくことで、誰のどんな悩みを解決する会社なのかがはっきりわかるホームページを作ることができます。
3.検索でヒットしてほしいワードを考える
ターゲット選定まで考えたあとは、どうやってホームページまで見に来てもらうかを考えます。
基本的に悩みを持っている人が会社名で直接検索してくるということはほとんどなく、「下関 屋根 修理」のような複数のキーワードをいれた検索をかけてくることが多いです。そのため、これらがGoogleで検索されたときに上位表示されることができればホームページを見てくれる確率がぐっと上がります。
言われてみれば確かに会社のことが知られていなければ社名で検索しようとは思わないな。
ウチも社名での検索より「高圧ガス 刻印 意味」みたいな疑問に感じたことからこのホームページに辿りついている人が多いよ。
はる工作所様であれば、「下関」、「屋根」、「修理」、「外壁」、「製缶」、「板金」のような検索ワードで上位表示が狙えると見てもらえる可能性が高くなるはずです。
②同業他社のホームページを調査・分析
下関市内で水漏れや外壁劣化などの住まいの悩みを抱えている人・会社をターゲットとしているお会社様は当然、同エリアに何社もあります。
そこで同業他社がどんな内容のホームページを公開しているのかを調査し、自分なりに分析してみると、以下のようなことが見えてきました。
- 屋根の修繕や葺き替えといった屋根工事業を推している企業が多い。
- 自社の理念やサービス内容の紹介がメインになっている。
- 専門用語が多く、私のような建築の知識が少ない人から見るとわかりにくい。
あくまで私個人の分析結果なので間違っているかもしれませんが、上記の分析をふまえてホームページを作ることができれば、他社と差別化できるのでないかと考えました。
具体的には、素人が見ても何を解決してくれる会社なのかがわかりやすいデザインにするということを目標に作っています。
逆に複雑なものは作れないのでシンプルかつ見やすいデザインを心がけました!
③強みを打ち出して選ばれるようにする
さきほどの分析結果を踏まえつつ、ホームページ内には自社の強み(選ばれる理由)を掲載しています。
今回私が強みと感じて載せたのは、はる工作所様が他の建築板金業者と違う点に板金の曲げや切断、溶接も得意としている「工作所である」ということが挙げられました。意外と強みは第3者からでないと見つけにくかったりするものです。
板金を屋根や外壁に使用するだけでなく、ダクトや製作物に加工する「製缶板金」も得意としているということを強くアピールし、他社のホームページと差別化を図っています。
やってることがWebマーケターの仕事じゃん…
最後に
自社のホームページを作っているという経験から始めたホームページ制作協力ですが、根底には「自分にしかできないことでお客様の悩みを解決したい」という思いがあります。
新規取引先の獲得や人手不足といった悩みをホームページを作ることで解決する。そのためにWebマーケティングやWebデザイン、ライティングなどの学習もしていきたいと考えています。
集客ができるホームページを作れるようになりたい!
もし悩みを解決することができれば、それは当社の実績となり、ホームページ制作が事業の1つとして候補になるかもしれません。
また、ホームページ制作活動は自分の営業活動にも活かされる部分があります。
- 業界のことに詳しくなれる。
- 文章を書くので語彙力が増える。
- お客様と仲良くなれる(情報や紹介を得られる)。
ホームページの内容は自分の頭で考えて文章にしていくわけですから、業界に関する知識がついていき、営業における知識や語彙力も増えていきます。
また、何度も打ち合わせをしたり、画像を用意してもらったりとコミュニケーションをとることで、お客様との距離も近くなっていきます。
あとはホームページを通じて新しい取引がはじまる、売り上げが増えるという結果につながれば、お客様も私もお互いにWINWINとなり、成長することができます。
少しでも売り上げアップに貢献できるといいな!
最後にもう一度、今回作った株式会社はる工作所様のホームページへのリンクを載せておきますので、屋根・外壁・製缶・ダクトの板金加工工事をご依頼したい方は是非とも宜しくお願い致します。